
家族の絆を深めるためにすべきこと
突然ですが、質問です。
“あなたは、明日も必ず、今日と同じ日常が過ごせるとお考えですか?”
そんなこと、普段の生活の中で考えているわけないですよね。
そういう私だって、毎日は考えていません。
でも、いま目の前にある日常が決して当たり前なことではない、ということに仕事柄気づかされる機会が多かったので、自分なりに守っていることがあります。
それは、「家族とケンカをしない」ということです。
私が喧嘩をしない理由
私は友人たちから、「松葉って怒らないよね」とよく言われます。
その通り、あまり怒りません。
怒りの沸点が高いのか、鈍感なのか、キレることがないです。
これは生まれつき持ち合わせた性格なのでしょうが、意識して怒らないようにもしています。
過去を振り返ってみても、妻と一度もケンカをしたことがありません。
なぜ家族とケンカをしない、と決めているかというと、
もしもケンカをして仲直りをする前に、突然事故にでもあって急逝したら、悔やんでも悔やみきれない。
と思っているからです。
そんな家族との別れ方だけは絶対にイヤです。
後悔先に立たず
人の命は儚くて、意外とあっけなく失ってしまうものです。
生命保険業界に長く就いていたので、これまで何度も死亡保険金のお支払いをさせていただきました。
私が担当していたお客様では、いわゆる老衰で亡くなった方はひとりもいらっしゃらず、すべてが病気と事故での支払いでした。
ご遺族の皆様が口をそろえておっしゃっていたのが、
「まさか、今日亡くなるとは思わなかった。」
というセリフ。
また、
「こんなことなら、○○をしておけばよかった。」
という後悔の言葉も必ず耳にしました。
いつか別れの日が訪れる、ということは理屈ではわかっていても、行動すべき大切なことについて目を背けてしまうのが常です。
今日と同じ明日が訪れるとは限りません。
いま目の前にある、当たり前の日常に感謝をして日々過ごしていきたいものです。
いつか必ず必要になる予防策
私は、
相続という出来事を通じ、家族の絆を深めるお手伝いがしたい
相続という出来事のせいで、家族が揉めてバラバラになってしまうことを防ぎたい
という強い想いから起業し、サービスを提供しています。
これらはいわばお客様が理想とする未来への予防策です。
しかし高熱が出なければ病院へ行かないのと同様に、自分自身に問題が降りかかって初めて何とかしたいという欲求が生まれます。
ですから問題が起こる前に自ら予防策を講じる人は、ごく少数です。
もしトラブルの兆しが感じられたら、それを摘み取る初動の早さが重要です。
残念ながら弊社へのご相談の大半は、もはやどうしようもない問題に発展してしまった方がほとんどです。
傷が深くなる前に、もっとはやく来てもらえたらどうにかなったのに…。
といつも感じています。
私が考える理想のゴール
私が考える理想のゴールは、
故人への感謝の気持ちを忘れずに、遺言書がなくても揉めることなく思いやりを持って遺産分けが済み、相続によって家族の絆が深まる。というもの。
ある士業の方から
「それは理想論であって、現実的ではない」
と言われたことがあります。
それは論理的な思考が得意な士業の方にとっては苦手なことかもしれません。
しかしお客様の情の空間に触れ、きちんと想いをヒアリングし、プロセスを踏んで互いの思いやりの気持ちを伝えれば、決して不可能ではないと信じ行動しています。
なぜなら、家族愛はとても強固なものだから。
言葉の持つチカラ
いろんな家族のカタチがあるのですべてとは言い切れませんが、多くの方が親、兄弟、配偶者、子供たちと深い愛情で結ばれています。
きっと、あなたもそうでしょう。
その愛の気持ちを、言葉で伝えられたら素敵だと思いませんか?
中には、
「うちは言葉がなくても、愛情は以心伝心で伝わっているから」
とおっしゃる方もいると思います。
でも言葉で伝えたら、より確実にその想いが伝わります。
そして言われた側は、間違いなく嬉しいです。
ほんの些細なことですが、言葉のチカラは大きいです。
それを言われた場景、匂い、温度…。
いろいろなことが記憶にインプットされます。
恥ずかしいけど、愛する家族へ感謝の言葉を伝えませんか?
いなくなってからではもう遅いです。
悔やんでも悔やみきれませんから。
私の存在意義とミッション
初めて出会った時のこと、結婚した時のこと、子供が生まれた時のこと。
あの頃のことを振り返り、これまでの人生が誰の支えによって過ごせたのかを言葉に変えて伝えましょう。
でもそんなの恥ずかしくて、どうやって切り出していいか分からないよ。
とお考えですよね?
では私を間に挟んで、きっかけづくりをしてみてはいかがですか?
家族への想いを伝える、ことが私のミッションです。
数字の損得だけのロジカルな相続対策だったら、できるところは他にいくらでもあります。
家族の絆をいちばんに考えている相続の相談窓口はきっと全国でもわずか、
群馬県内では弊社だけでは?と自負して日々活動をしています。